TAKA blog

印刷業界の仕事や会社の愚痴ブログ

色調補正

入稿データのレイアウトにリンクされている画像が、全体的に写真が暗く濁っている・・・・
そちらで明るく小奇麗にしてくださいな♡という色調補正の依頼が割と来ます。(特に料理の画像)
色調補正の依頼も場合印刷納期は作業量に応じ、納期交渉するのですが、まあ・・納期がとても短い事もあるでしょう。

 

しかも色調補正の依頼点数が多きときなんかはとても1点色調補正するのに時間をかけてられません。

まあやり方等はそれぞれあるのでしょうが、「明るく」「綺麗に」というクライアントの指示部分をテンプレート化し、それ以外の色調補正は画像の絵柄ごとに微調整することで作業時間を短くしていきます。

 

        f:id:ankoku75:20200713012515j:plain

  • 入稿画像が全てこれ位の濁りと暗い画像だったとします。

 

Photoshopで開きCMYKカラーなのを確認、デジカメ写真はRGB入稿も多いので、まあRGBから色調補正する方法もあるのですが、印刷屋らしく今回はCMYKから作業します。

イメージ>色調補正>トーンカーブを選択           
         f:id:ankoku75:20200718190545j:plain
このように全体を下げつつ、シアンをさらに少し下げます。


   

次にイメージ>色調補正>色相・彩度を選択

         f:id:ankoku75:20200718190551j:plain

彩度を+20ほどにします、上げすぎ注意w

 

この2つの処理をテンプレートとして全画像に反映させます。

アクションにいれるもよし、色調補正レイヤーをそのまま持ってくるも良し。

                     

      f:id:ankoku75:20200718192701j:plain

 

後は画像の絵柄毎の微調整、この修正後のカレーの画像はルーの部分が赤すぎると感じた為、   

          

イメージ>色調補正>特定色域の選択

          f:id:ankoku75:20200718190559j:plain

レッドを選びマゼンタを落としてイエローを少し上げると、うまくルーの部分のみ赤っぽさがおちました。

 

左が修正前 右が修正後

f:id:ankoku75:20200713012515j:plain
f:id:ankoku75:20200713012558j:plain

 

まあ、納期が殆ど無く点数がとても多い案件だったのでこれくらいで許してください。

 

てな感じで簡易校正を出力してクライアントにはOKをいただき無事校了をいただきました。

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