TAKA blog

印刷業界の仕事や会社の愚痴ブログ

面倒な仕事だけを吹っ掛けられたお話

すでに納品した定期案件の事で、本機校正と納品した商品の色目が違うとの事でクライアントが激怒し、次回分は他所に持っていくというペナルティが発生しました。

 

あってはいけない事なのですが、大量に印刷する為に刷っていくうちに色が変わるのはよくあるのですが、そこをチェックして色を安定させるのがプロの仕事なのでけどね・・

 

まあ元々色にシビアな案件で本機校正(印刷前のテスト印刷)を何度かしてOKを頂いた案件でしたからね・・・

 

今回の事で自分もクライアントに陳謝し、ひと段落して数日後・・・

 

そのクライアントから現場の人間の自分に直接連絡があり、「デザイナーからこんなメールが来て○○さん(自分)ちょっとみてくれへんかなーーー」

 

という連絡を受けて届いたメールを確認・・すると

 

「〇〇〇〇です(制作しているデザイナーから)あらたに撮影した写真に加工をしたいのでこんな感じでパスを作成してくれませんか?」

 

パスとは、Phoshopで画像を加工する際に、対象の絵柄を囲む線のようなもので、パスから選択範囲を作成して画像加工に使われたり、パスから対象の画像を切り抜き状態にすることが出来る、Photoshopでの画像加工ではよく使われる機能です。

 

切り抜きではなく商品加工のためのパスをこんなイメージで作ってねーって感じで説明のPDFと大量の画像が送られてきた。

 

だがしかし、この写真画像は他社に流れる事が確定している案件で使われる写真・・・

 

こちらの不手際で次回は他社に行くといえ、パス加工だけうちに丸投とは!!!

 

画像加工するためのパスが欲しいなら加工するてめーの所でやれよ!!!イメージで指示してくるくらいなら自分の所でやったほうが早いだろう!!!

 

と思うのですが、このパス作成ってのはとにかく地味な仕事で作成する点数が多ければ多いほど眠気との闘い・・・もとい、根気との闘いが求められる仕事内容。

 

なのでこのパス作成ってのはどこもやりたがらないのです。

 

以前はこのパス作成込みで色調補正等の製版作業と印刷まで込みでうちが担当していたので今まではパス作成もやっていましたが・・・・

 

パス作成のみの仕事では・・・・いくらなんでも・・・

 

てなことでクライアントにはここを教えたり、パス作成だけの仕事内容では料金がこれだけかかりますので・・・

 

と言ってわりと高めの料金設定で見積もりを担当営業に投げかけ、クライアントの返事待ちになりした。

 

パス作成の仕事って作業時間が結構取られるのですが、比較的単純作業なのでクライアントも短納期かつ安くしてくれるもんだと思っている所が多いのです・・・

 

やるならやるで料金はちゃんと取ってね営業さん・・安売りはだめよーー