親の介護
毎日会社勤めをしていて、ほとんどの人が経験するであろう仕事と親の介護について・・・家族構成で境遇は人それぞれ違うだろうけど・・
例えば長男で独身(自分)の場合。
まず父親は40代の頃に交通事故に遭い身体に後遺症が残り、足を引きずって生活してます・・
そのせいがあってか父親は50代のときに会社を早期退職しております。
真面目な仕事人間でそれといった趣味も無かった父親・・・絵に書いたように家に篭る日々、しかも元々肥満体型なので糖尿病も患って、食事制限と身体を動かせと医者に言われ母親がよく散歩に連れて行ってました。
とはいえ母親も仕事をしているので毎日父親を診てるわけにはいかない、自分は身体の不自由な父親を母親一人が仕事しながら面倒みるのも大変だと思い実家から会社に通勤する事にしました。(姉はさっさと出て行ったけどね!)
父親はとにかく短気で、身体が不自由なのがストレスで事あるごとに怒鳴りだすので自分と喧嘩が絶えなかった。
そんなある日、父親の面倒を長年診てきた母親が体調を崩して入院・・・癌が見つかり、ここまで進行したら辛いハズだと医者は言いました・・・我慢して無理してたみたいだ・・
それから数ヶ月後、母は他界しました。自分はその時まだ20代でした。
それからの父親の面倒は自分見ることになり、自分も会社があるので姉には色々と助けてもらってました。
それから日々が経つにつれて父親はだんだん物忘れが激しくなっていき、食事をした事をよく忘れ、勝手に冷蔵庫を漁り出します。
糖尿病でインスリンで血糖値をコントロールしてるせいもあり、満腹にならないらしい。
だからといって食いまくっていいわけが無い、ここで叱って言い聞かせてようとしたら、キレだして大喧嘩、もう冷蔵庫にチェーンを付けて勝手に食べれないようにしましたね。
日が経つにつれてボケも酷くなり働きながらの介護が困難なり、役所に介護の申請に行って審査した結果、要介護4、姉の協力も得ながら介護福祉施設にショートステイさせました。
それから3年程たったある日・・・通勤まえに父を確認してグッスリ寝てるもんかと思いそのまま会社に行って昼休みに姉から電話があり父が心肺停止してると連絡。
会社を早退して急いで家に着いたら眠るように永眠している父がいました・・・
交通事故起こした時点で医者から覚悟してくださいといわれ、色んな持病を発祥して入退院繰り返していたけど、75歳迄頑張って生きて眠るように亡くなった父は父なりに人生全うしたんだなと思います。