経費を湯水の様に使う上司のお話
10年以上前の話・・・当時勤めていた会社での事なのですが、今では考えられない位の経費をジャブジャブ使うある上司のお話。
自分が新卒で入社した頃、時代は就職氷河期のど真ん中で、景気悪い悪いと言われ給料は低く、それでも景気が悪い中、正社員では入れたので良しと自分にいい聞かせて耐えておりました。
新卒入社なので右も左も分からない中、自分は研修という名目でとある営業の上司について得意先回りをしました。
その上司について行くといつも得意先に挨拶し、僅か数十分程話をした後にいつもの喫茶店に入りコーヒータイム!
コーヒーは奢って貰えるのでラッキーなんだが経費で落としていましたな・・
そして2社目の得意先では、まるで自分の家かの様にくつろぎだし新聞を読み出す・・・
そしてお昼になるのだが、自分は会社前に下ろされて、上司は一人で昼食に・・・昼飯も経費かな、羨ましい。
昼からまたその上司と同席し原稿を得意先に、ようやく仕事が動き出した・・・
しかし、その後すぐにまた喫茶店に入りコーヒーとチーズケーキを上司は注文、3時のオヤツかよ・・・まあ、奢って貰えるからいいか、多分経費で落とすんだろうが・・
そして夕方になり、帰社する。この時自分は「これで終わりか、サラリーマンチョロいぜ!」と思った矢先!
上司が「これから○○社で入稿があるから一人で行って取ってこい!」と夜から一人でパシられ出す・・・
夜からしか仕事動かないのか!!何てブラック企業なんだ!と思い自分が仕事を取りに行っている間、上司はディナータイム、恐らくこれも経費。
自分は夜にパシられ仕事を持って帰り、その仕事をまわしてから退社し、そこから遅めの晩御飯、これが新入社員の時の一日のルーティンでしたね。
とにかく朝から夕方迄がほぼ無駄とも言える時間でしたね、上司はひたすらコーヒー飲んで新聞読んでるだけだった・・・
しかし、この上司は新人教育は適当なんだけど自身の売り上げは毎月上位に入る人だからそこは凄いと思う、日中休んで夜に数字を稼ぐ人か・・・
日中サボり気味でも数字稼いでるので会社は何も言わない、経費使いまくっても何も言わない、しかも会社はその上司に新車の営業車を与えている!!。しかも!、あまり営業車には向かないツーリングワゴンタイプを・・・
上司はその会社から与えられた新車で毎日家に帰り、休日は会社の車で遊びまわってるそうだ・・・ガソリンも会社名義で入れてるそうだ・・・
うらやましい限りでしたね、数字取れてない営業に対しては無駄な経費を使うと当然の様に注意されていたようだが、数字の取れている上司には社長も甘々で・・・
数字が正義!!数字が全て!!のような会社だったから社長も売り上げのある営業には露骨にえいこひいきを感じ、売り上げの数字が出ない現場の人間にはここまで特別扱いはまずなかった!
自分がこの会社を辞めた後の話ですが、社長が交代した時流石にこれだけの経費の無駄遣いはどれだけ成績ある営業でも禁止に!!まあ、今の時代あたりまえだろうけど・・・